地盤改良

テコットパイル工法

テコットパイル工法は、国土交通大臣工法認定と日本建築総合試験所の建築技術性能証明の両方を取得するなど、高い信頼性を誇っています。加えて、新発想の鋼材による低コスト化の実現、スライドウェイト試験の採用による充実した施工管理など、杭基礎施工のすべてのニーズを満たす次世代鋼管杭です。

清和工業では、低コストで信頼性の高い小口径鋼管杭工事を実施しています。

地盤調査ならびに地盤改良工事により安全な施工を行うことで、10年間および5,000万円までの保証を得られます。(生産物賠償責任保険摘要)

テコットパイル工法7大特長

テコットパイル工法は、切り欠きを施した鋼管に2枚の半円形鋼板の羽根と掘削刃を溶接接合し、これを回転させることによって地盤中に貫入させ、杭として利用する技術です。

1 施工管理が充実

施工後の杭先端に打撃力を加えて地面反力を計測することで、長期許容支持力が確保されていることを確認する品質検査試験(スライドウェイト試験)を採用しています。

2 低コスト

鋼材を見直し、低コストを可能にした業界初の角形鋼管杭(100×100mm)を新たにラインナップしました。

3 信頼性

国土交通大臣工法認定と日本建築総合試験所の建築技術性能証明の両方を取得しています。(※角形鋼管は建築技術性能証明のみ)

4 幅広い支持層

砂土質地盤(礫質地盤を含む)、粘土質地盤の両方に対応しています。

5 省スペース

施工に必要なものは小型施工機のみ。杭材も小型トラック(2t~4t)で搬入可能です。

6 高支持力

独自開発の先端拡翼部によって、杭の先端支持力係数α=270を実現しています。

7 低騒音・低振動施工

回転貫入方式なので低騒音・低振動。都市部、住宅密集地、建物屋内等での杭施工に最適です。

国土交通大臣認定工法・建築技術性能証明取得工法の仕様

国土交通大臣認定工法

建築技術性能証明取得工法

テコットパイル工法の施工手順

  1. 杭を吊り込んで、杭先端を杭芯に合わせる。
  2. 杭芯へのセット終了後、鉛直性を確認し、杭が移動しないように振れ止め装置をセットする。
  3. 杭を正回転(右回転)させ、拡翼の推進力と必要に応じて圧入力を加え、杭を貫入させる。
  4. 1本目が回転貫入したら、2本目以降は溶接により継ぎ足しを行い、順次回転貫入させる。
  5. 回転キャップを用いて所定の深度まで回転貫入させ、管理値を超えていることを確認し、回転貫入を完了する。
  6. 回転キャップを逆回転(左回転)させて引き抜き、施工を完了する。

スライドウェイト試験で施工管理が充実

スライドウェイト試験は、施工後の杭先端に打撃力を加えて地盤反力を計測することで、長期許容支持力が確保されていることを確認するために実施する品質管理試験です。

試験杭施工終了後の杭および本杭打設時に施工トルク値が試験杭で決定したトルク管理値を下回る場合や杭の貫入量管理を行う場合は、杭先端に重錘を落下させて、重錘に取り付けたスライドウェイトの最大変位より杭先端支持力を確認するスライドウェイト試験を行います。

試験杭と本杭の地盤確認と打ち止めまでのフロー

試験杭は、本杭施工時に必要な情報を入手するために実地するもので当現場における1本目に施工する杭を指す。なお、試験杭の本数は杭径、施工機種毎に1本ずつ実施する。

支持させる地盤の確認と打ち止め管理は、地盤調査結果から求まる支持させる地盤の所定深度と試験杭施工時に得られた施工トルクを打ち止め管理値とする。また、スライドウエイト試験を行う。

本杭の打ち止め管理値に決定に用いる施工トルクと1回転あたりの貫入量の測定は以下の要領で行うこと。

①打ち止め管理時における施工トルクの測定は、杭の鉛直性を保った状態で行う。

②打ち止め管理時における1回転あたりの貫入量は20回転以上させて測定した平均値とする。

なお、施工トルク値が試験杭で決定したトルク管理値を下回る場合や貫入量管理を行う場合は、スライドウエイト試験を行う。

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